ど~も徳ろうです。
このGW中にゲームをやり込んだ人はたくさんいるんじゃないでしょうか。
ゲームはeスポーツとして盛り上がりを見せ、アジアのオリンピックと言われるアジア競技大会で、2022年第19回大会から正式競技になるなど「スポーツ」として認知されてきています。
賞金は1億円以上、プレイ人口も1億人以上います。オリンピックで正式競技を目指していて、採用されればますます盛り上がる事でしょう。
そんな中、WHOがゲーム依存を2018年6月から「ゲーム障害」として疾患名に追記する事となりました。
では、具体的にどういった状態を「ゲーム障害」というのか。また、韓国・中国のゲーム依存対策や日本で取り組みをご紹介します。
ゲーム障害とは?
WHOは、「ゲームをする時間などを自分でコントロールできず、他の関心事や日常の活動よりもゲームを選ぶほど優先度が高く、様々な問題が起きてもゲームを続けたり、より多くゲームをしたりする状態。原則としてはそういった状態が12カ月以上続く状態」と定義しています。
ネット依存の人は酒や薬物の依存者のように脳の働きが大きく低下し、感情をうまくコントロールできなくなるという研究論文が近年、多数報告されています。
また、幼少期は特に進行が早いといくデータもあり、子供が他に優先すべき事があるのにゲームを止められないという状態は注意が必要です。
※ゲームだけで無くSNSなどのネット依存は「その他の嗜癖行動による障害」と定義づけされました。ゲームだけで無く全般的なネット依存を考える必要があります。
韓国はネット依存で死亡者が出ている。
国民の60%以上が日常的にゲームに興じ、その中の80%以上の人がオンラインゲームを楽しんでいるといわれています。その裾野の広さが業界成長の糧となり、韓国は“オンラインゲーム大国”の異名を取るまでになっていました。
しかし、ゲームの長時間プレイ(86時間)で死亡者が出るなどした事がきっかけとなりゲーム依存への社会の風当たりが強くなりました。
そういった社会的背景から、16歳未満は午前0時から6時までネットにアクセスできない仕組みの「シャットダウン制」を導入しました。
またネット依存の病院も設立。麻薬・ギャンブル・アルコールに並ぶ深刻な中毒性を呼び起こすものとして「4大中毒法」の対象としネット依存を認定しています。
eスポーツの国際組織、「国際eスポーツ連盟」は韓国の釜山にあるので、韓国は国としてネット依存への対策に当たっているようです。
中国はアヘン戦争の教訓から「依存」に対しては厳しい。
韓国より厳しい取り組みを実施しているのが中国です。中国はアヘン戦争により中国人男性の4分の一がアヘン中毒になり、国が大変な危機に陥った教訓から「依存」に対しては厳しい風土があります。
また、中国人の親は、大切な一人っ子がゲームばかりして勉強しなかったせいで将来成功できないのではないかと、強い恐怖心を持っていると言われています。
なので、このネット依存に対して徹底した治療を施します。ネット依存専用のクリニックが300以上あり、独自の生活施設で数ヶ月ネットを遮断します。
また、入院中ははまるで軍隊のような生活を送らなければなりません。
電気ショックによる治療も行われています。恐い。。
ただ、昨年この施設に入れられた18歳の子供が死亡する事件があり施設のあり方について今後は規制が入るかもしれません。
日本は?
日本は隣国の韓国や中国に対し、ネット依存に対して厳しい取り組みはされていません。治療できる施設も限られています。
日本は依存に対する考えが寛容です。パチンコにしろ、韓国は全面禁止になっていますが、日本では公然と営業しています。
ただ、依存に対しての国のスタンスは偏った意見になってしまうかもしれませんので控えます。
以下、日本でネット依存ができる病院を紹介します。
・東京(上野・池袋・渋谷・新宿・秋葉原):ゆうメンタルクリニック
・東京都世田谷区:成城墨岡クリニック
・神奈川・横浜:大石クリニック
・大阪府富田林市:汐の宮温泉病院
・兵庫県神戸市灘区:村上医院
・三重県津市:ゆう心のクリニック
・福岡県糟屋郡:こころころころクリニック
・福岡県久留米市:のぞえ総合心療病院
まとめ
eスポーツが今後ますます盛り上がってくるでしょうしプレイヤー人口も増えていく事でしょう。それに伴って、出てくる負の部分がネット依存かもしれません。
自分の行動に優先順位をつけてゲームに拘束される事がなければ、ゲームをする事は全くもって問題無いと思います。
ただ、しなければならない事があったのに「ゲーム」に拘束されできなかったという状態が続くのであれば「依存」を疑わなければいけないのでしょう。
ま、ゲームは楽しいのでずーーーとやってしまう事ありますよね!!
ゲームやり過ぎて死ぬという事の無いよう、自己責任で楽しみましょう!!