3月13日に森林研究・整備機構森林総合研究所(森林総研)がサクラの新種
を100年ぶりに発見し「クマノザクラ」と命名した!!
というニュース。
ところで、、、
新種と言われても日本にはどれくらいのサクラがいるのだ!!
という事で調べました!!
桜の基礎知識
桜は植物学では、バラ科-サクラ亜科-サクラ属に分類され、北半球の温帯、特にアジアを中心に分布していますが、その中でも日本には桜の種類が豊富なようです
。
日本の桜の原種は9種類で、変種も合わせると100種程度の野生の桜があります。
これらの野生の桜を人の手で交配して作った「園芸品種」(里桜ともいう)と、「野生種」(山桜ともいう)は合計で600種ほど確認されているようです。
有名な桜4種類
日本人には親しみ深い花である桜ですが、600種類もあるとさすがに覚えられません(苦笑)
そこで、よく見かける4種類のみをシンプルに覚えてしまいましょう。
ソメイヨシノ(染井吉野)
桜で名所と言われるところの8割に植えられていて、気象庁が発表する桜前線も「ソメイヨシノ」が基準になっています。
またソメイヨシノは全てクローンでできています。
起源には諸説ありますが、江戸時代に「エドヒガン」(江戸彼岸)と「オオシマザクラ」(大島桜)を交配させて人工的に作った説が有力です。
葉よりも先に花咲く点は「エドヒガン」から、大きな花びらは「オオシマザクラ」から受け継いでいます。
「ソメイヨシノ」の満開時は、木全体がピンク色に染まるので本当に美しいですね。
開花時期:3月下旬~4月上旬頃
シダレザクラ(枝垂桜)
エドヒガンの一品種で、枝が垂れているものです。別名で糸桜とも言います。
他にも「ベニシダレ」(紅枝垂)、「ヤエベニシダレ」(八重紅枝垂)、「シダレソメイヨシノ」(枝垂染井吉野)と色々な種類があります。
「ソメイヨシノ」と同じように、満開時は木全体がピンク色に染まりますが、
「シダレザクラ」はピンク色が濃いので鮮やかな印象がありますね。
「エドヒガン」は寿命が長く、日本三大桜の一つである福島県の三春滝桜(ベニシダレ)は、樹齢2000年と推定されています。
開花時期:3月下旬~4月中旬
ヤエザクラ(八重桜)
特定の品種の名前ではなく、八重咲きになる桜の総称で一重咲きの桜より豪華に見えます。
花びらの数が多いのが特徴の八重桜ですが、兼六園の“菊桜”は花びらがなんと300枚ぐらいあり、見た目はチアガールが持っている【ボンボン】のような感じになってます。
その他の八重桜は、「カンザン」(関山)、「フゲンゾウ」(普賢象)、「ギョイコウ」(御衣黄)などが有名です。
八重桜が見られる有名な場所は、大阪市の造幣局の「桜の通り抜け」です。
ほんとうに色々な八重桜を見ることが出来て圧倒されます!
開花時期:4月上旬~5月上旬頃
カンザクラ(寒桜)
名前の通り、さむ―い時期から咲く花で、別名ガンジツサクラ(元日桜)といいます。
開花が早い品種は1月頃から咲き始めるものもあり、品種としては大寒桜(オオカンザクラ)、修善寺桜(シュゼンジザクラ)、河津桜(カワツザクラ)などがあります。
有名な場所は伊豆半島でしょう!“修善寺桜”や“河津桜”が3月になると満開になります。
開花時期:1月~3月
まとめ
サクラには多くの種類がありますが、シンプルに4つ覚えることによって、花見の時の楽しみが広がるのではないでしょうか?
これからの花見シーズンに向けて薀蓄を蓄えて下さい。笑