(写真=Thinkstock/GettyImages)
ど~も徳ろうです。
最近は「インスタ映え」が消費に影響する時代になってきました。
そういった時代では今までのマーケティンングの手法が通用しなくなってきています。
今回は、日米の企業で行われている新しい顧客獲得方法をご紹介します。
米1、アイスに若者殺到「MUSEUM OF ICECREAM(MOIC)」
米国屈指のビーチリゾートに誕生したMOIC。期間限定のアイスクリーム美術館です。
入場料は4000円ですが、連日満員御礼だそうです。
その人気の理由は天井からぶら下がる棒アイスがあるなど、「インスタ映え」に特化した美術館だからだそうです。
インスタ映えに完全に特化した事で評判はSNS経由で瞬く間に拡散。
従来のような公告やマーケティングには1円も支払っていないそうです。
米2 AIさん検索結果に出した下さい。「AIスピーカー」!!
昨年秋に日本で発売になったアマゾンやグーグルのAIスピーカー。このAIスピーカーを用いた「音声ショッピング」が米国では一般的になりつつあります。
この音声ショッピングは米国と英国で現在の2200億円の市場規模から、2022年には4兆円以上の規模になると言われています。
今までネットが買い物をしようと思うとネットの検索結果に表示される多くの商品群から選んでいました。
しかし、このAIスピーカーは消費者の購買履歴や、話しかけられた文章全体から最適な商品を選びます。
なので、AIスピカーの検索結果に表示される事が重要になってきますので、イーベイなど米企業はこぞって音声AI用のアプリを開発しています。
日1 トレンドの高速回転!!「資生堂、コスメティックプレス」
資生堂は最近の若い女性が、自社ブランドの商品を持っていない事に危機感を感じていました。最近は韓国や振興ブランドに押されぎみだったのです。
そこで、若者のトレンドが変わるスピードの速さについていくために小さな商品ブランドを高速回転させていく手法を取りました。
期間限定で売り切りごめん!!の商品を複数開発した事で、開発期間は3分の1に短縮。
店内もインスタ映えを意識たした作りでSNSで話題に。CMを流さない事で販促費を抑えました。
これにより、期間限定の店舗は想定以上の顧客を獲得する事ができたそうです。
日2 地場のスーパーとタッグ!!「味の素、香味ペースト」
時間と場所を限定した動画配信で香味ペーストの売り上げが6倍になったそうです。
この動画は近畿圏と首都圏で展開している大手スーパーの「ライフ」と「味の素」が共同で作成しました。
内容はライフのPB商品のベーコンと味の素の香味ペーストを使った料理動画でした。
これをライフ店舗近隣の住民のみ、夕方限定でユーチューブで配信したところ、香味ペーストの売上がライフ店舗で6倍、PBベーコンの売上が2割増しという相乗効果を生み出したそうです。
まとめ
従来のばんばんCMを流してより多くの人に宣伝するという手法は変わってくると思います。
トレンドがものすごいスピードで変わっていく時代なので、ターゲットを絞って短期集中で顧客を獲得していかないといけません。
ただ、今はAIやSNSなど色々と過渡期なので、手探りで売り方を考えてそれがヒットしところは顧客を獲得できるという状態なのでしょう。
これから各企業の成功体験が集約されてきて、今の時代のセオリーみたいなのができるんでしょうか。
ただ、何も変化しないと確実に時代に取り残されるので、私も日々情報を仕入れて変化について行きたいです。